定例記者会見
平成23年12月20日(火)
大臣)
おはようございます。
私の方から2点、一つは、23年度第4次補正予算についてであります。
今日の閣議で出まして決定をされました。
お手元に文部科学省分の概要について資料をお配りさせていただいております。
文部科学省としては、台風12号それから15号等にかかる災害復旧や認定子ども園の耐震化の促進などの防災関連経費として65億円を計上するとともに、モニタリングポストの増設による原子力防災体制の強化、それから、衛星開発、それから、ITER計画の加速のための平成24年度分予算の前倒し、これが313億円を計上しています。
次期通常国会で審議されるということになりますが、早期の成立を是非お願いをしたいというふうに思っています。
それから、2番目は17日の土曜日に、「はやぶさ」のギネス世界記録への認定、これを記念して開催しました京都での式典に出席をしまして、改めてギネスへの登録ということの表彰を、私の方から記念品を川口教授に贈呈をするという機会をつくりました。
この式典というのは、科学・技術フェスタ2011という式典の一環の中でやったんですけれども、来場した若者に対して、「はやぶさ」のグループのように、失敗を恐れることなく、諦めずに果敢に挑戦していくということ、夢を持ち続けるということ、このことがすばらしい充実感というか、人生の充実感につながっていくんだということ、一歩一歩頑張ってほしいということを申し上げました。
この科学・技術フェスタをその後ずっと見てきたんですけれども、高校生たちが自分たちの学校での研究成果を熱心に説明してくれまして、レベルも高いし、中にはすべて英語だけで説明をしてくれた、そういうグループもありまして、非常に私も勇気づけられましたし、こうした機会というのを、いろんな分野でつくっていくということが大切だということを実感しました。
その後、京都の国立近代美術館に行ってきたんですけれども、川西英コレクションで、「夢二とともに」という展覧をやっていまして、非常に充実した中身で、これまでなかった新しいものが出てきて、そこで楽しんできました。
と同時に、国立美術館の機能といいますか、在り方というのをどんなふうに位置付けていくかということについても、館長と十分に話し合ってまいりました。
私の方からは以上です。
記者)
北朝鮮の金正日総書記の死去をめぐって、官邸の危機管理体制について、野党が問題視するなど影響が出ていますが、今回の死去の影響、それから、危機管理など大臣の御所見をお願いいたします。
大臣)
万全の体制をとっていくということと、それから、情報をしっかりと収集していくということ、それから、特に韓国、米国と連携を密にして、この状況がどうなっていくかということは流動的なんですけれども、それを見極めて対応していくということ、こんなことを安全保障会議を直ちに開いて、それぞれの閣僚にも指示を総理の方からされて、我々もその体制をとっているということでありますので、非常に情報をしっかりとっていくということが、まず大切だと思っています。
記者)
もう1点だけ、朝鮮学校への高校無償化適用審査手続きについては、より慎重を期すべきだというような意見も出ていますが、これについて改めてお願いします。
大臣)
より慎重にというか、もうしっかり慎重にやっていますので、この事件があるから、特に今状況が変わっているということではありません。
記者)
放射線教育の副読本なんですけれども、作成委員会の議事録が文科省も残していませんし、事業委託を受けた日本原子力文化振興財団というところに照会したところ、これはないという回答だったんですけれども、こういう状況なんですが、公文書管理法上では、政策の意思決定というのを、あるいは事業を検証できるようにというような精神をうたっていますし、閣議決定も、審議会等に関しては議事録を公開するというようなことも定めているんですけれども、こういったことにもとる事態だと思うんですが、そこについては大臣はどのようにお考えでしょうか。
大臣)
基本的には、内容が内容であるだけに、後で検証できるということから言うと、議事録は作っておくべきだった、残しておくべきだったというふうに思います。
ただ、今回の副読本の製作については、審議会という位置付けであれをやったわけではなくて、専門家の皆さんによって作ってくださいということを委託したと。委託事業という形で位置付けてあります。
ですから、できてきたものを文科省の責任でもってチェックをして、それでよしとするのは文科省ですから、そのもとに発行をするというようなことなものですから、ちょっと審議会の場合とは、意味合いが違うというふうに解釈しています。
ただし、内容が内容だけに、そこは議事録をとっておいて検証に付するということができるような状況にしておくのが正しかったというふうに私も思います。
記者)
今後、同様に事業の枠組みで、同じような事業をされていく場合には、きちんと議事録を整理するように徹底するというお考えは当然あると。
大臣)
そうですね。
(了)
おはようございます。
私の方から2点、一つは、23年度第4次補正予算についてであります。
今日の閣議で出まして決定をされました。
お手元に文部科学省分の概要について資料をお配りさせていただいております。
文部科学省としては、台風12号それから15号等にかかる災害復旧や認定子ども園の耐震化の促進などの防災関連経費として65億円を計上するとともに、モニタリングポストの増設による原子力防災体制の強化、それから、衛星開発、それから、ITER計画の加速のための平成24年度分予算の前倒し、これが313億円を計上しています。
次期通常国会で審議されるということになりますが、早期の成立を是非お願いをしたいというふうに思っています。
それから、2番目は17日の土曜日に、「はやぶさ」のギネス世界記録への認定、これを記念して開催しました京都での式典に出席をしまして、改めてギネスへの登録ということの表彰を、私の方から記念品を川口教授に贈呈をするという機会をつくりました。
この式典というのは、科学・技術フェスタ2011という式典の一環の中でやったんですけれども、来場した若者に対して、「はやぶさ」のグループのように、失敗を恐れることなく、諦めずに果敢に挑戦していくということ、夢を持ち続けるということ、このことがすばらしい充実感というか、人生の充実感につながっていくんだということ、一歩一歩頑張ってほしいということを申し上げました。
この科学・技術フェスタをその後ずっと見てきたんですけれども、高校生たちが自分たちの学校での研究成果を熱心に説明してくれまして、レベルも高いし、中にはすべて英語だけで説明をしてくれた、そういうグループもありまして、非常に私も勇気づけられましたし、こうした機会というのを、いろんな分野でつくっていくということが大切だということを実感しました。
その後、京都の国立近代美術館に行ってきたんですけれども、川西英コレクションで、「夢二とともに」という展覧をやっていまして、非常に充実した中身で、これまでなかった新しいものが出てきて、そこで楽しんできました。
と同時に、国立美術館の機能といいますか、在り方というのをどんなふうに位置付けていくかということについても、館長と十分に話し合ってまいりました。
私の方からは以上です。
記者)
北朝鮮の金正日総書記の死去をめぐって、官邸の危機管理体制について、野党が問題視するなど影響が出ていますが、今回の死去の影響、それから、危機管理など大臣の御所見をお願いいたします。
大臣)
万全の体制をとっていくということと、それから、情報をしっかりと収集していくということ、それから、特に韓国、米国と連携を密にして、この状況がどうなっていくかということは流動的なんですけれども、それを見極めて対応していくということ、こんなことを安全保障会議を直ちに開いて、それぞれの閣僚にも指示を総理の方からされて、我々もその体制をとっているということでありますので、非常に情報をしっかりとっていくということが、まず大切だと思っています。
記者)
もう1点だけ、朝鮮学校への高校無償化適用審査手続きについては、より慎重を期すべきだというような意見も出ていますが、これについて改めてお願いします。
大臣)
より慎重にというか、もうしっかり慎重にやっていますので、この事件があるから、特に今状況が変わっているということではありません。
記者)
放射線教育の副読本なんですけれども、作成委員会の議事録が文科省も残していませんし、事業委託を受けた日本原子力文化振興財団というところに照会したところ、これはないという回答だったんですけれども、こういう状況なんですが、公文書管理法上では、政策の意思決定というのを、あるいは事業を検証できるようにというような精神をうたっていますし、閣議決定も、審議会等に関しては議事録を公開するというようなことも定めているんですけれども、こういったことにもとる事態だと思うんですが、そこについては大臣はどのようにお考えでしょうか。
大臣)
基本的には、内容が内容であるだけに、後で検証できるということから言うと、議事録は作っておくべきだった、残しておくべきだったというふうに思います。
ただ、今回の副読本の製作については、審議会という位置付けであれをやったわけではなくて、専門家の皆さんによって作ってくださいということを委託したと。委託事業という形で位置付けてあります。
ですから、できてきたものを文科省の責任でもってチェックをして、それでよしとするのは文科省ですから、そのもとに発行をするというようなことなものですから、ちょっと審議会の場合とは、意味合いが違うというふうに解釈しています。
ただし、内容が内容だけに、そこは議事録をとっておいて検証に付するということができるような状況にしておくのが正しかったというふうに私も思います。
記者)
今後、同様に事業の枠組みで、同じような事業をされていく場合には、きちんと議事録を整理するように徹底するというお考えは当然あると。
大臣)
そうですね。
(了)